ピルを飲む理由は避妊目的だったり、生理不順やPMSの治療、ニキビや肌荒れの改善など、さまざまですよね。
病院でピルを処方してもらうにはどのような理由が必要なのでしょうか?
ピルを処方してもらえないこともあるのでしょうか?
また、処方箋がないとピルは購入できないのか?そんな疑問にお答えします。
目次
ピルを処方してもらえない・もらいにくい人
日本でピルを購入するには、病院へ行って医師の診察を受け、処方箋をもらうことが条件です。つまり、女性であることが大前提。男性にはピルを処方してもらえません。
医師の診察を受ければ、誰でもピルを処方してもらえるかというと、そうではありません。ピルを内服するには初経を迎えている必要があります(初経を迎えていても思春期の方は、骨成長に影響が出る場合があるので医師の判断に従いましょう)。さらに持病や体質、生活習慣によってもピルを飲めない人がいます。
ピルを処方してもらえる場合にも、初回の診察では1シート(約1ヶ月分)しか処方してもらえません。副作用など体調の変化を確認するためです。2回目以降は2〜3シート分をまとめて処方してもらえます。
ピルが飲めない人
- 高血圧
- 血が固まりやすい(血栓症)
- 子宮頚がん、乳がん
- 妊婦、授乳中
- 思春期前の子ども
- 原因不明の不正出血の経験があるなど
ピルを飲む際に注意が必要な人
- 喫煙者
- 40代以上
- 糖尿病
- 肥満
- 思春期の方など
病院でピルを処方してもらうのに必要な条件
ピルの副作用が起こるリスクが少ない
ピルを処方するためには、事前に問診で持病や服用中の薬、生活習慣などの確認をとります。さらに婦人科系(子宮や卵巣)の病気が隠れていないか、妊娠反応がないかなどの検査も。
ピル服用中は定期的に診察・検査を受ける
ピルによる副作用や体調を崩すリスクを出来るだけ少なくする狙いがあります。病院ではピルの服用中は定期的に診察・検査を行い、異常がないかをチェックしなければなりません。
避妊や治療の必要がある
ピルを処方する方法は、自費と保険適応の2通りあります。生理不順や月経困難症、子宮内膜症など治療目的であれば、症状や程度によって低用量~高用量のピルが保険適応で処方されます。
避妊目的の場合は基本的に低用量ピルで、処方は全て自費です。低用量ピルが保険適応で処方されることがありますが、生理痛の緩和など治療を目的として使用する場合のみ適応されます。
他にも、生理日移動やニキビや肌荒れの改善のために低用量ピルを処方してもらうケースがあります。この場合も自費診療になります。
ピルを処方してもらうためには
まずは産婦人科を受診
ピルを処方してもらうためには、とりあえず受診して検査を受けることが重要です。目的に合わせて自分の身体に適したピルを選んでもらいましょう。
ピルの副作用やリスクの出現率が高いと処方してもらえませんが、知らずに使用した後のことを考えると怖いですよね。
初めて使うピルは病院で処方してもらうようにしてください。また、ピルの内服中は定期的に検査を受けることをおすすめします。
治療目的であれば保険がきくので、比較的金額は抑えられます。避妊目的でピルを処方してもらうとなると、薬代に加えて診察も検査も自費です。こうなると、どうしても金額が高くなりがち。
費用を安くしたい方は通販サイトへ切り替えるのがおすすめ
しかし、自分に合ったピルの選択方法を知って、異常がみられなければ個人輸入へと切り替えても良いかもしれません。
通販でピルを購入する際には、処方箋は必要ありません。ただし、自分自身で使用する場合のみ本人が使用する前提で購入が認められています。1度に購入できるピルは、2ヶ月分まで。
例えば、誰かに代わって購入したり、人に譲る・売るなどをすると違法行為になるので気をつけましょう。
まとめ
ピルを処方してもらうためには、使用する本人が病院を受診する必要があります。
とりあえず医師による診察と検査を受けて、ピルが使えるかどうか、どのピルが良いかを選んでもらいましょう。
ピルの使用目的が治療という形であれば、保険で比較的安く購入できます。避妊目的なら全て自費になりますが、よほど身体へのリスクが高くなければ処方してもらえます。