この記事は
「病院で保険を使ってピルをもらいたいけど、どんなピルがいくらで買えるのかわからない。だいたいいくらくらいになるの?」
という人に向けて「保険適用のピル」の種類と値段を解説しています。また、保険適用外のピル・通販で購入できるピルとの比較もしているので、病院で処方してもらうかどうかも含め、検討の材料としてみてください。
保険適用の条件についてはこちらの記事をどうぞ
https://www.gpbrasil.com/insurance/
保険適用のピルは種類が少ない
保険適用になるピルは厚生労働省の薬価基準収載品目リストに定められている、以下のピルのみになります。
ヤーズ配合錠 | 第4世代・1相性(超低用量ピル) 2,000~3,100円 |
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ヤーズフレックス | 第4世代・1相性(超低用量ピル) 2,000~3,500円 |
ルナベル配合錠 LD | 第1世代・1相性(低用量ピル) 1,600~2,500円 |
ルナベル配合錠 ULD | 第1世代・1相性(超低用量ピル) 1,900~2,500円 |
フリウェル LD | 第1世代・1相性(低用量ピル) 1,000~2,500円 |
フリウェル ULD | 第1世代・1相性(超低用量ピル) 900~2,500円 |
ジェミーナ配合錠 | 第2世代・1相性(超低用量ピル) 2,000~2,600円 |
ヤーズ配合錠は偽薬(プラセボ)入り、ヤーズフレックスは偽薬(プラセボ)なしのタイプです。どちらも超低用量ピルです。
ルナベルとフリウェルは、LDが低用量ピル、ULDが超低用量ピルになっています。
ジェミーナ配合錠はヤーズよりも血栓症のリスクが低い成分を使用しています。
月経困難症の治療に効果があるピルが選ばれているので、超低用量ピルが多くなっています。また、同じ理由から、2018年にジェミーナ配合錠が発売されるまでは、同じような種類(世代と相性)しかありませんでした。
世代と相性について詳しくはこちら
保険適用外(自由診療)のピル
ヤーズとルナベル、フリウェル、ジェミーナ以外の、避妊やニキビ治療で使用されるピルは保険適用外となります。
保険適用外のピルは10割負担になるので高額になるのではないかと考える人も多いのですが、保険適用外の場合でも2,000円~3,000円ほどで、保険適用のピルと大きな差はありません。
通販で購入できるピルとの比較
ピルを服用したい場合、産婦人科やクリニックに行かなくてはいけないと考えている人も多いかもしれませんが、ピルは通販(海外からの個人輸入)で購入することができます。
通販での購入は処方せんや保険証は必要ありません。また、通販で購入すれば好きな量を購入することができるので、通院の手間を省くことができます。
※病院では通常1ヶ月分ずつの処方になります。
しかも、通販では、低用量ピルだけではなく、超低用量のものや卵胞ホルモンが配合されていないもの、病院で取り扱いのないジェネリック薬品など、病院で処方してもらえないピルなども取り扱っています。
もちろん金額も病院と同じような金額か、それ以上に安い場合もあるので非常にお得です。
通販で購入するメリット
- 処方せん・保険証不要
- 保険適用のピルも購入可能
- まとめ買いができる
- まとめ買いをすると圧倒的に安い
以下は、病院で処方されている主なピルの価格を比較したものです。
ピルの種類 | 病院処方 | 通販(個人輸入) |
ヤーズ配合錠 ヤーズフレックス | 2,300~3,500円 (保険適用) | 3,000~3,500円 |
ルナベル | 1,600~2,500円 (保険適用) | 取り扱いなし |
フリウェル (ルナベルジェネリック) | 1,000~2,500円 (保険適用) | 取り扱いなし |
トリキュラー21 トリキュラー28 | 2,000~2,500円 (保険適用外) | 600~1,500円 |
マーベロン21 マーベロン28 | 2,000~2,500円 (保険適用外) | 900~1,800円 |
ヤーズは保険適用の価格のほうが安いのですが、そもそも避妊目的では処方してもらえないので、通販を使うメリットがあります。
ルナベルとフリウェルは日本のメーカーが開発したピルなので、海外のサイトでは取り扱いなしとなっています
まとめ
まとめます。
- 保険適用のピルは月経困難症の治療に合ったもの
- そのため種類が少ない
- 保険適用と通販ではそれほど値段は変わらない
- 保険適用外のピルは通販が圧倒的に安い
- 通販では避妊目的でも購入が可能
ピルは月経困難症の治療目的以外では保険適用になりませんし、保険適用されるピルも少なくなっています。
しかし、保険適用されなくても費用に大差はないので、インターネットで購入する方が手軽になります。