ピルを購入したくても病院を受診するには気が引けるけれど、通販で購入してもよいのか。ツイッターなどSNSを通して譲ってもらうことはできるのか。
実際のところ、ピルの入手方法についてはあまり知られていません。ピルを入手する方法は病院を受診する以外にもあるのでしょうか。低用量ピルの入手方法について詳しく解説します。
目次
病院?薬局?低用量ピルはどこで買えるのか
日本ではピルを購入する方法は限られています。病院で医師の診察を受けて、処方箋を薬局に提出することが必要となります。
ピルは一般市販薬ではないので、海外のように医薬品として薬局で購入することはできないのです。しかし、日本にいても医師の処方箋なしにピルを入手する方法があります。
病院以外に低用量ピルを入手する方法について
ピルは毎日使用するものですから、一度服用を始めたら継続して購入することになります。できるだけ経済的に負担がなく、安全な方法でピルを購入したいところです。まずはピルをどこで入手できるのかについて説明します。
(合法)通販サイトで個人輸入する
個人的に使用する目的であれば、通販サイトを介して海外で販売されているピルを購入することができます。
つまり、通販サイトが個人輸入を仲介してくれるのです。この場合、海外から商品を取り寄せるので手元に届くまで最短でも5日、通常1~2週間かかります。
通販サイトで入手するメリットとして、いつでもどこでも手軽にピルを買える、病院で入手するよりも安い、日本で未承認のピルを選べるなどが挙げられます。
しかし、副作用が起きたときには自己責任となります。自分の体質など十分に考慮して選ぶ必要があります。
(違法)ツイッターなどのSNSで取引する
ツイッターなどのSNSで、「ピルを購入したけど身体に合わないので譲ります」という声がかかっていることがあります。ピルなどの医薬品はクーリングオフをすることができません。そのためほとんど使っていないのにもったいないと考える人がいるようです。
無料もしくは格安で譲ってもらえるからお得だと考える人もいるかもしれません。しかし、処方箋薬であるピルを譲渡・転売するのは違法です。購入した場合トラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。
(違法)友人・知人からもらう
SNSと同じように、余ったピルを知り合いからもらう、というケースもあります。「知っている人だし、信頼できるので問題ない」と思うかもしれませんが、これも「薬の譲渡」となるので違法です。
(条件により合法)海外で購入して日本に持ち込む
いつでもできる方法ではありませんが、外国で購入したピルを持ち帰ることも可能です。
海外ではピルが市販されている国が多く、薬局やドラッグストアで処方箋なしで購入できるので、海外旅行の際に買っておくとよいでしょう。
ただし、用途と量が適切(個人利用目的で1~2ヶ月分程度)でないと、国内での転売を疑われる可能性があります。
低用量ピルを通販で購入する際の注意点
通販サイトでピルを入手する行為そのものは基本的に合法です。ただし、購入元の会社や使用する目的によっては違法行為になる場合もあるので注意が必要です。
ピルを服用する本人が注文する
ピルを自分で使用する目的であれば、通販で購入しても違法にはなりません。しかし、友人やパートナーの女性のために買い、販売・譲渡するのは違法になります。
また、まとめ買いすると安いからといって、友人と一緒に購入するのも処罰の対象になることもあります。注文の際の購入者の氏名や配送先住所は、かならずピルを使用する本人のものにしましょう。
違法な運営を行う悪質な通販サイトに気を付ける
通販サイトの中には違法行為をする悪質なものもあります。例えば、偽物を販売していたり、代金を払ったのに商品が届かないというものです。価格が他のサイトに比べて異常に安い場合や特定商取引法表記がない場合は悪質な通販サイトの可能性があるので気を付けましょう。
他にも配送が3日以内と早すぎるようであれば、輸入ではなく通販サイトがピルを転売していることがあります。これは海外の医薬品を日本国内から発送していることになり、転売を行う違法サイトだと考えられます。
ピルの入手方法まとめ
最近ではピルを気軽に購入できるようになっていますが、入手方法には違法なものもあります。トラブルに巻き込まれないよう、SNS上でのピルの取引や違法サイトに注意する必要があります。
また、信頼できる相手であってもピルの譲渡自体が違法です。通販での購入時は、共同購入をしない、本人の名前で注文する、という点に注意しましょう。